デジタル録音図書とは

DAISY図書とは・・・

DAISY図書は、デジタル録音された音声による本。とても優れた検索性を持っています。

製作者は、まるでワープロソフトで文書を作成するときのように、パソコンを使って音声データを録音し、編集作業を通して検索性を加えます。利用者は、見出しやページで呼び出したり読み飛ばしたり、まるで活字本のページを繰るように、音声で…つまり耳で「読む」ことができます。

DAISYとは

●DAISYは、Digital Accessible Information Systemの略。

「アクセシブルな情報システム」と訳されています。

●DAISYは、デジタル録音図書の国際標準規格です。

●DAISYは、活字を読むことに障害がある人にアクセシブルで豊かな読書環境を提供します。

●DAISYコンソーシアム(本部スイス)が開発と維持・管理をおこなっています。


DAISY仕様でつくられた図書は、いろいろな国と相互利用が可能です。現在では、音声に画像と文字を同期出来るマルチメディアのDAISY図書も作られ、視覚障害者のみならず、他の障害者にも利用が広がっています。

アナログ録音とDAISYの違い

 視覚障害者にとって、録音図書は点字図書と並んで大切な読書の手段です。従来、録音図書の多くはカセットテープで作られてきましたが、DAISYの普及によってCDによるDAISY図書も一般的になってきました。


DAISYには、カセットテープの録音図書にはなかった、次のような利点があります。